リラクゼーションセラピストに興味を持ってこの記事を開いてくれたかと思います。
ここではリラクゼーションセラピストのなり方や、就業する際に資格は必要なのか?といった事に対する答えをお伝えしていきたいと思います。
そもそもリラクゼーションセラピストって何だろう?
まずリラクゼーションという言葉の定義として”日本リラクゼーション業協会”が定めているものは「心と体の休養・気晴らし・緊張の緩和」です。
治療や痛みの緩和を目的とした医療行為ではなく、怪我・病気の予防や健康の維持増進という意味合いで使われます。
なので上記の事を行う人(セラピスト)の事をリラクゼーションセラピストというのでしょう。
ボディケアや足つぼ、リンパドレナージュ、ストーンマッサージ、踏術、ヘッドマッサージなどの技を用いて「心身の癒し」を提供する施術師の事を幅広く指すものです。
これを行っている人だけがリラクゼーションセラピストを名乗れる!といった狭い範囲ではないという事ですね。
資格はあるの?資格がないとセラピストにはなれない?
まず結論からお伝えするとリラクゼーションセラピストには資格がなくてもなれます。
そして資格が無くてもリラクゼーションサロンには就職できますし、数時間のセミナーを受けた人が「私はセラピストです」と名乗る事もできるというのが現状です。
技術は就職した会社で無料で教えてくれる所もあります。
また解剖学などの知識も社内研修で教えている所や外部へのセミナー参加費用を補助しているような所もあります。
ですが勿論、セラピストの為の資格も多くあります。
資格は必須では無いですが、あるに越したことはないというのが本音な所です。
セラピスト関係の資格
代表的な資格は”一般社団法人 日本リラクゼーション業協会”が証明する「リラクゼーションセラピスト検定」というものがあり、こちらには1級と2級があります。
この資格は 日本リラクゼーション業協の協会会員である方しか取得できません。
リラクゼーションセラピストは総務省の日本標準職業分類コード429に表記されており、リラクゼーションセラピスト認定試験はリラクゼーションに関する唯一の認定試験です。
日本リラクゼーション業協会より引用
他にも数多くある団体が独自に発行しているものがあり
- アロマセラピスト
- カラーセラピスト
- リフレクソロジー
- ミュージックセラピスト
- エステティシャン
- etc…
とリラクゼーションの種類だけ資格も数があるいったイメージで良いと思います。
本当に多くの資格がありますが最初にお伝えしたリラクゼーションセラピスト検定を含めて共通している事は全てが”民間資格”という事です。
”国家資格”ではないので、資格がなくてもセラピストになれるというのはこの為です。
国家資格について
マッサージ系の国家資格は
- 鍼灸あん摩マッサージ師(はり師、きゅう師、あん摩マッサージ師の3つを合わせて表記されている事が多い)
- 柔道整復師
のみとなります。
これらの国家資格では”治療・医療行為”を行う事ができます。
何が違うの?と思うかもしれませんがそこには明確な違いがあり、例えばセラピストが「治療を行っていきますね」というのは法律に触れてしまい罰せられてしまいます。
資格を保有するメリット・デメリット
国家資格がないと業務を行えない鍼灸あん摩マッサージや柔道整復師は一度置いておいて、セラピストとして働くなら資格はいらないのは分かりました。
では民間資格を取得する事に意味はないのか?と思う方もいらっしゃると思うので、僕の思うメリット・デメリットを紹介していきますね。
メリット
①自分の目指す世界の知識が身につく
資格はなくてもセラピストになる事はできますが、その仕事でやっていくにはやはり知識もないと相手は安心しませんし満足してくれないかもしれません。
なぜこの手技を行うのかこの手技を行うと何がどうなるから相手は癒されたりラクになってくれるんだな、と分かっていた方が説明もできますし上達も早くなります。
もちろん独学でも知識というのは身につきますが、試験に向けてだと勉強意欲が出たりします。
またどうせ勉強するなら資格を取りたいなというのがモチベーションになるかもしれません。
②自分や相手への安心に繋がる
資格という目に見える形がある事で、勉強してきた自分に自信が持てるようになります。
やはり自身を持って施術を行うか、不安そうに施術を行うかというのは相手に伝わります。
また施術者が資格を持っている事で相手の方は安心されるかもしれません。
もちろん資格の有無だけで施術の良い悪いが決まるものではないですが、安心を与える1つの指標にはなります。
デメリット
①費用がかかる
デメリットを挙げるとしたらこれらになるかなと思います。
資格を取る際に独学でやるのか通信講座を使ったりするのか、学校へ通ったりするのか選択肢は多くあります。
ですがどの取得方法でも費用を抑える事は自分次第でできますが、必ずお金はかかってきます。
②時間がかかる
勉強をするので時間というのもかかってきます。
お仕事や勉学の合間に行うとしたら、時間も限られますし疲れもあるかもしれません。
皆さんの大切な時間も無限にあるわけではないので、どこに時間を使っていくかを考えなければなりません。
まとめ
今回の記事をまとめると
- 関連資格は多くあるが、リラクゼーションセラピストには資格が無くてもなれる
- 資格が無くてもリラクゼーション業界へ就職できる、技術もそこで習える所もある。
となります。
結果資格がなくてもなれる職業ではありますが、僕としては資格は持っていても良いと思います。
もし仮に資格試験に落ちてしまった場合でも、勉強をして得た知識は無駄になる事はありません。
知識があれば相手に伝える事、アドバイスもしてあげれます。
また得た知識は積み重なっていくので、どんどんと成長していけるからです。
もちろん仕事として始めてからでも勉強というのは続けていけたらと思います。
セラピストは自分の技術で人に喜んでもらえる職業です。
ぜひこの素晴らしい世界に一歩踏み出す助けになれば幸いです。